こんにちは。
時差の関係で時間がずれてしまっていますが、去年の今日、つまり2018年6月18日は、大阪北部地震が起きた日です。
「あれから1年経ったのか…」と、思い起こしていたときに、新潟と山形で震度6強の地震が発生したというニュースが入ってきました。
日本に住んでいる以上、いつどこで地震に遭ってもおかしくないという覚悟を持って、災害に備えないといけないのだと感じました。
去年の6月、私たちは大阪北部地震で震度5強を観測した地域に住んでいました。
私が生まれてからこれまで経験した中で最も強い揺れが、この地震だったのです。
このとき、子どもたちは6歳・2歳・0歳。
思い返すと子どもたちを守ることで必死だったように思います。
けれども、私はかなり用心深いタイプの父に育てられてきたため、日頃から防災対策を行っていました。
そのおかげで、地震のあと焦ることはあまりありませんでした。
そこで、今回は小さな子どもがいる家庭でやっておきたい災害対策について話したいと思います。
大阪北部地震が起きたときの状況
忘れもしない2018年6月18日。
この日は月曜日で、休み明けでなかなか朝の準備をしない長男にイライラしていました。
そして、この日はPTAの登下校パトロールの当番のため、通学路に立たなければいけない日でもありました。
当時生後7ヶ月だった長女をエルゴで抱っこして、2歳の次男と手を繋ぎ、小1の長男に「急ぎなさいよ!」と、ハッパをかけながら玄関を出ました。
ちょうど私が立ち番をする場所に到着して、長男に「いってらっしゃい!」と、手を振りましたが、長男は朝私に怒られたことが気になっていたのか、なかなか学校のほうへ歩いていきません。
「ほらー、いってらっしゃい!」と、もう一度手をあげた瞬間、何かがぶつかったようなものすごい衝撃を受けました。
あとから息子たちが言うには、「UFOが落ちたのかと思った」ほどの強い縦揺れ1発。
次男の頭を覆うようにしゃがみ、近くにいた長男も抱えました。
通学路には登校途中の小学生がいっぱい。
今考えると恐ろしいのですが、歩いていた子どもたちはよろけながら歩道の脇にある、ブロック塀に寄りかかって体を支えていました。
ブロック塀が簡単に崩れるとは誰も思っていなかったのです。
通学路にいる大人は私1人だったので、子どもたちは私を頼っていて、「どうしたら良い?」とか「何があったんや?」と、聞いてくれます。
「おばちゃんもわからへんけど、一緒に学校行こう」と、おばちゃん代表として、子どもたちを励ましながら学校へ急ぎました。
学校の校門では先生が出てきて、子どもたちを励ましながら「校庭に集合ね!」と、声をかけていました。
私たちも子どもと一緒に避難させてもらい、そのまましばらく校庭で待機しました。
我が家の被災状況
その日はそのまま休校になり、長男も一緒に帰宅することになりました。
マンションはタイルが剥がれたり小さな亀裂が入っていたりしましたが、大きく崩れていなかったので安心しました。
玄関を入っても、いつも通りの散らかり具合。
子どもたちが怖がっているので、とりあえず我が家の中で最も安全だと思われる、和室でiPadを見せながら子どもたちを待機させました。
私は恐る恐るリビングや台所へ移動して様子を見ました。
すると、我が家の状況は次の通りでした。
- テレビ(42型液晶)が倒れている
- 食器棚と洗濯機・洗面台に置いてあった小物が散乱している
- 水道が止まっている
- ガスが止まっている
テレビは倒れているだけで壊れてはいませんでした。
あとから確認したら、テレビにつないでいたハードディスクは衝撃で壊れたようで、データが全部なくなっていました。
大きな棚は揺れの向きが良かったのか、我が家では倒れていませんでした。
(同じマンションでは本棚が倒れた家庭があったので、我が家がラッキーだっただけだと思います)
ガスは安全機能が働いていただけで、処置をしたらすぐに使えるようになりました。
水道は1時間後には使えるようになりましたが、水道管が破損している箇所があったそうで、しばらくは濁水が出ていました。
赤ちゃん連れだからこそやっておいて良かったこと
我が家は当時7ヶ月だった長女がずり這いをしている時期でした。
常に抱っこの娘がいる中での地震を経験して、やっておいて良かったと思ったことがいくつかありました。
ベビーガードを設置してたこと
ベビーガードってご存知ですか?
我が家ではありとあらゆる棚に、赤ちゃんのイタズラ対策として付けていました。
これを食器棚にも付けていたお陰で、中身の食器が割れずに済みました。
我が家の食器棚は観音開きなのですが、その後開けると棚の手前側に食器がかなり寄っていたので、ベビーガードを付けていなかったら全部落ちて割れていたのだと思います。
ちなみにこちらも同じベビーガードですが、設置しておいて良かったものです。
台所に入れないように付けていたのですが、台所は特に物が散乱している状態だったので、子どもたちが入れないようにしておいて正解でした。
水のペットボトルを箱買いしていたこと
災害対策としてペットボトルの水を備蓄している家庭は多いと思います。
我が家も夫から呆れられるくらい箱買いしていました。
我が家の断水はすぐに終わったものの、濁水が続いていたので飲み水は備蓄していたペットボトルを利用していました。
断水や濁水は地域によって修理完了まで時間がかかります。
我が家から少し離れたところでは3日間濁水が続いていたそうなので、ある程度は備蓄しておいたほうが良いと思います。
特に小さな子どもがいる場合、給水場所に水をもらいに行くのが難しいのです。
私が住んでいた地域でも給水できる場所が設置されていたのですが、子どもを3人連れて出かけるのはかなり厳しいと感じました。
オムツとおしりふきは多めに!
オムツやおしりふきはいつでも近所のドラッグストアで買えるものだと思っていました。
けれども、地震のあと流通が止まったり、本当に被害が大きい場所に優先的に商品が届けられるため、品薄状態が続くこともありました。
ただでさえ重くてかさばるものなので、通販でまとめて購入するのがオススメです。
おしりふきは、水が使えないときに何かと役に立ちました!
おしりふきにプラスしてアルコール除菌のジェルを持っておくと、手を清潔に保てるので安心ですね。
まとめ
今回は赤ちゃんがいる家庭での災害対策ということで、やっておいて良かったことをまとめてみました。
実はこの対策は、地震の心配のほとんどない海外でも役立っています。
地震がない地域でも、断水や停電などはよく起きるため、対策をしておくと安心だからです。
www.pooja-tenkinduma.work
何らかの非常事態のとき、とにかく生き延びれるようにどこにいても考えておこうと思っています。