転勤妻プージャの日記

夫は転勤族。子ども3人を育てながら東へ西へ引越しをしていく様子を綴ります。

数少ない観光スポット。サンパウロ美術館(MASP)に行ってみた!

ポルトガル語の教科書によると、「サンパウロは商業都市」だそうです。
ブラジル国内の他の都市はというと、「サルバドールは古い都市、ブラジリアは近代都市、リオ・デジャネイロは美しい都市」。
ということで、サンパウロは南米一の商業都市ですが、観光スポットが多い場所ではありません。

今回は数少ないサンパウロの観光スポット・サンパウロ美術館(MASP)に行ってきたので、そちらの情報をまとめたいと思います!

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パウリスタ大通りからMASPを望む

サンパウロ美術館(MASP)って何?

サンパウロ美術館はサンパウロ市内の目抜き通り、パウリスタ大通りにある美術館です。
南半球随一の所蔵を誇る美術館だそう。
ブラジルの画家やブラジルをテーマにした絵画も並んでいましたが、中世から現代までの西洋美術も質が良いものが揃っているそうです。(Wikipediaによる)
ja.wikipedia.org
ちなみに、なぜMASP(「マスピ」と読みます)なのかというと、ポルトガル語で「Museu de Arte de São Paulo」という名前だからです。
MASPはメトロの駅にもなっていて、日曜日には骨董市が開催されていて、いつもたくさんの人で賑わっています。

サンパウロ美術館(MASP)の営業時間と入場料

サンパウロ美術館は、月曜日が休館日。
開館時間は、火曜日は10:00~20:00・水曜日から日曜日は10:00~18:00です。
ちなみに、毎週火曜日は無料で入場することができます。
ぜひ次回は火曜日に行ってみたい!

入場料金は、大人が40へアイスでした。
日本円で約1,050円。お金を払っても入場する価値のある場所だと思いました。

サンパウロ美術館(MASP)へ行った感想

私は美術には詳しくないのですが、美術館や博物館のような場所の雰囲気が好きです。
けれども、子どもが一緒だとゆっくり見ることができないのでいつか1人で行きたいと思っていました。
そんな国内外の美術館にいくつか行ったことのある私の感想ですが、他の美術館と全く異なると感じたことがありました。

  • MASPは開放感がある造り。展示室内に自然の陽が入っていて明るい。
  • 絵画が展示場にずらっと並んでいることに驚く。壁に絵画がかかっていない。
  • 絵画に思いきり近づくことができる。写真も自由に撮影可。

私のイメージでの美術館って、密室で外の天気がわからないような閉ざされた空間です。
けれども、サンパウロ美術館はやけに明るかったのです。
ずっと「なんかいつもと違う」と、思っていたのですが、ガラス張りの空間で自然光が入ることが他の美術館と異なるのだとわかりました。
きっと美術品が傷むから光に当てないようにしているのだろうと思っていたけれど、サンパウロ美術館は大丈夫なのかな?

絵画の展示方法も独特だと思いました。
普通の美術館って、絵画は壁にかけられていて、入場者はずっと順路に沿って壁を眺める感じになりますよね?
サンパウロ美術館には仕切りはなく、透明のパネルが立っていて、そこに絵画がかけられているのです。
うまく説明できないのですが、絵画と絵画の間でかくれんぼできるような感じです。
額縁の裏側もばっちり見ることができるような造りでした。

絵画に思いきり近づいたり写真撮影をしたりすることも自由でした。
私が訪れたのは土曜日の午後だったので、カップルも家族連れも多く賑わっていました。
絵を気に入ったのか熱いキスを交わすカップルや、それなりのボリュームでお喋りしている子どももいて、自由な空気がありました。

日本の美術館とは違う誰でもウエルカムな雰囲気で、私は居心地が良かったです。
小学生の長男なら連れてこれるだろうなと思いました。

私が気になった絵画をご紹介





ちゃんと作者や題名をメモってくれば良かったのですが、写真だけ撮って安心していました。
調べたら、追記させてください。

まとめ

ずっと気になっていたものの、「子連れで行けるわけがない」と、勝手に諦めて訪問しなかったサンパウロ美術館(MASP)。
今回は1人で行ってきましたが、館内で走ったり作品を傷つけたりしなければ、子どもも一緒に絵を眺めることができる場所だと思いました。
観光スポットが少ないと言われているサンパウロですが、もっといろいろな場所に行ってみたいと思います!