転勤妻プージャの日記

夫は転勤族。子ども3人を育てながら東へ西へ引越しをしていく様子を綴ります。

見知った場所が事件現場になるとき。子育て中の安全について考えた週末でした。

こんにちは。
今日は「父の日」のことを書こうと思っていましたが、日曜日に吹田市で起きた事件が衝撃的過ぎたので、ここに吐き出したくなりました。
吹田市で起きた警察官刺傷事件では、犯人が拳銃を奪って逃走していたものの、さらなる被害が出る前に身柄が確保されました。
無事に拳銃も戻ってきてホッとしているところです。

けれども、ここ数ヶ月の間に子どもが犠牲になる事件や事故が多くて、日本より治安が悪いはずのブラジルに住んでいる我が子たちが、「日本って怖いね。危ない国だね」と、口々に言うのを聞いて、不思議な気持ちでいます。

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特に、日曜日に起きた事件は、私たちが3月まで住んでいた場所からあまり離れていない吹田市で起きました。
事件の現場だった千里山は、3年前に転勤で大阪に来たときに住もうと思っていた候補の土地でもありました。

そして、吹田市といえば、我が家が大好きな万博公園のある場所です。

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報道されていた容疑者の足取りも、知っている地名ばかり。
ニュースを見るたびに、心がザワザワします。
もちろん、私の友人たちも近くに住んでいるため、みんな私たちよりもずっと不安な1日を過ごしたことと思います。


日曜日、我が家では引っ越しの荷物で届いた「太陽の塔」を出して、「犯人が早く捕まり大阪のみんなが無事でいられますように」と、子どもたちはなぜか太陽の塔にお祈りしていました。

次男は、大阪に住んでいたときに道に落ちていたスマートフォンを拾って、近くの交番に届けたことがありました。
そのとき対応してくれた若いお巡りさんがとても優しかったため、警察官をかっこよくて頼りになるお兄さんだと、憧れの目で見ています。
このため、次男は「お巡りさんが元気になりますように」というのも、太陽の塔にお願いしていました。


こういったニュースばかりが目に入るせいか、海外暮らしが長くなると「日本で子育てって怖い」と、思うところがあります。
日本のように子どもたちだけで公園で遊んだり、登下校を子どもだけで行っている国って、実は少数なのかもしれません。
海外では学校への通学にスクールバスが使われていたり、親が送迎していたりすることが多いからです。

私も長男が4歳になって初めて日本で子育てすることになり、周りの親御さんたちとの感覚の違いに戸惑ったのを覚えています。
小学校に入学してからも、特にバラバラに歩いてくる下校時が不安で、帰宅するであろう時間には家の前に出ていたり、ベランダから通学路を眺めたりしていました。

「危ないと思ったら走って逃げなさい!そして、近くの大人に助けを求めなさい」と、口酸っぱく息子に話し、学校から配られた防犯ベルの使い方を教えたこともあります。
しかしながら、私が下校時に通学路を見ていると、よく子どもたちは笑いながら防犯ベルを引っ張り合って遊んでいます(苦笑)。
通学路近くに住んでいても、よほどのことがない限り本当の「危険」を大人が認知することは難しいと思いました。

閑静な住宅街でも、不動産屋さんにおススメされる子育てに良い街でも、いろいろな事件や事故が起きてしまいます。

まったく結論は出ませんが、何か変わったときは学校を1日休むくらいどうってことないと思って、子どもたちの命を最優先に考えたいと思います。