転勤妻プージャの日記

夫は転勤族。子ども3人を育てながら東へ西へ引越しをしていく様子を綴ります。

海外駐在員総夜逃げ状態!?我が家も一時退避しています。

久しぶりの更新になってしまいました。
前回の記事をアップしてから、どんどん状況は変わっていきました。
www.pooja-tenkinduma.work

その半月前はこんな感じでした。
www.pooja-tenkinduma.work

ブラジルで2月末に新型コロナウイルスの感染者が出て、あっという間にサンパウロの感染者数が倍増。
2月末に一時帰国を取りやめた我が家でしたが、3月20日過ぎに今度は日本に帰国することを決めました。

5人でサンパウロで籠城しようと決めて、食料品も買っていたしデリバリーなど頼めそうなところの情報を集めていました。
けれども、「4月末には医療崩壊する」という記事を見て帰国を決めたのです。
www.jiji.com

ただ、今回の一時退避は一筋縄ではいきませんでした。
すでに終わったことですが、備忘のために書き記したいと思います。

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退避を決定するまでの流れや周囲との温度差

私は新型コロナウイルスの感染者が出始めたときから、なるべくニュースをチェックするようにしていました。
日本のニュースはその当時の私にとって役立つものではなかったので、ポルトガル語の家庭教師の先生経由だったり、ニッケイ新聞のサイトをチェックしたりしていました。
ニッケイ新聞は、日本経済新聞とは関係なく、ブラジルの日系人の方向けに情報を発信している新聞社です。
また、時事通信のニュースは海外の通信社からの情報が日本語で読めるため、重宝していました。

読めば読むほど、ブラジルの状況が良くないことがわかり、このままサンパウロにいても良いのかどうか1人で悶々と悩んでいました。

夫は一時帰国に反対

私が悩んでいる期間に、夫にもそのことを話したのですが、夫は一貫して「一時帰国には反対」という立場でした。
もし、一時帰国するなら私が子ども3人を連れて帰ることになります。
夫がいない状態で帰国して、もし道中で誰かが感染したらどうするのか?ということを懸念していたようです。
ブラジルの自宅で籠城するなら、感染リスクはほとんどゼロですが、移動するということはリスクが増すということ。
ヨーロッパで子どもが新型コロナウイルスで亡くなったというニュースを耳にしていたし、私も感染リスクのことを考えると、反論できませんでした。

友人たちの反応

ブラジルで暮らしている友人たちに、「うちは一時帰国しようかと考えている」と、話したとき、3月20日の時点では「えー!日本のほうが危ないでしょ?」という声が大半を占めていました。
誰一人として、「私も帰国するか悩んでいる」という方はいませんでした。

そんな中、私はインド駐在時代に仲良くしていた2人の友人に連絡を取りました。
なかなか周囲に理解してもらえない駐在ならではの悩みを話せる友人です。
彼女たちは複数回の海外駐在を経験していて、今は中国とインドに駐在しています。
ブラジルの状況と私が帰国するか悩んでいることを簡単に伝えて、特に恐らく同じような状況のインド在住の友人がどう考えているのかを尋ねました。
ちなみに、今メッセンジャーを見直したら、この少し前にブラジルではコロナウイルスに便乗した脱獄も起きています。
ブラジル1400人脱獄、新型コロナで外出なくなり暴動 - 産経ニュース

すると、友人たちの回答は「ブラジルに残るっていう選択肢はない!」というものでした。
そして、2人とも「動くなら早いほうが良い」と、背中を押してくれました。

度重なるフライトキャンセルと帰国者対応の変更

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友人からの後押しを受け、帰国しようと決めた私は翌朝早く、夫に話をしました。
ずっと子どもたちが一緒にいる生活だったので、夫とはきちんと話す機会がなかったのだと思います。
私の意見やブラジルに残ることへの不安について話したところ、夫は理解をしてくれたようです。

その日のうちにフライトを探し、我が家はドバイ経由のエミレーツ航空の座席を押さえました。
当時中東経由であれば日本での検疫に引っ掛かることなく、そのまま九州の実家に帰れると思ったからです。

エミレーツ航空、突然のキャンセル

出発を12時間後に控え、子どもたちも機内エンターテイメントの話をしていたときに、友人から「エミレーツ、フライトキャンセルになったらしいよ!大丈夫?」と、ラインが入りました。
ネットでフライト情報を見ると、サンパウロから定時で出発の予定と出ています。
しかしながら、我が家のフライト予約はなぜか出てきません。
おかしい、おかしいとエミレーツの事務所に問い合わせをしても、回線混雑でつながらず。

数時間後に判明したのは、UAEが3月25日から完全に入国をストップするため、エミレーツもすべての便で欠航するということ。
私が搭乗する予定の便は、ブラジル時間で24日出発だったのですが、トランジット地のドバイ出発が25日でした。
気づかなかったら、ドバイまで行ってそこで足止めされていたかもしれません。

ヨーロッパやアメリカ経由は避けたい

ブラジルは日本への直行便はなく、一時帰国は必ずどこかの国を経由することになります。
すでにヨーロッパからの帰国者は2週間の隔離措置が始まっていたため、できればヨーロッパでのトランジットは避けたかったのです。
また、夫曰くアメリカ経由もやめたほうが良いとのこと。
アメリカの政策は極端なので、突然入国禁止などになったら行き場をなくしてしまうという懸念からでした。
結局アメリカ経由は、日本への入国時に2週間の隔離義務が始まったため、検討するのをやめました。

ということで、毎日フライトを探し、ドーハ経由のカタール航空とメキシコシティ経由のラタム(ブラジルの航空会社)+メヒコor日本航空かとiPhoneの画面と睨めっこ状態で数日過ごしていました。

覚悟をしての帰国と日本の甘々検疫

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私が子どもと一緒に搭乗することを決めたのは、ドーハ経由のカタール航空便でした。
カタール航空は、各地に残された外国人たちを帰国させるべく、今もまだフライトを飛ばし続けてくれています。
ホームページのトップページには、「戻るべき場所へ」というメッセージ。
カタール航空はまだ動いていることを知り、予約のためにホームページを開いたとき、なんだかホッとして泣きそうになりました。

カタール航空|日本出発便のご予約はこちら | Qatar Airways

直前での入国規定変更

ただし、出発前日まで日本入国時の検疫規定に引っ掛かっていなかったカタールが、出発日当日に検疫の対象となってしまいました。
トランジットのみでも対象なのか、それとも空港に立ち寄っただけでも検疫対象になるのかを知りたかったのですが、とにかく帰国者向けの情報が全然出てこず…。
このとき私は入国管理局のホームページを見ていたのですが、今回のコロナウイルス関連は空港での対応もすべて厚生労働省管轄だったのですね。
それを読んでも、領事館に問い合わせても明確な回答が得られないまま、子ども3人連れて搭乗しました。

火事場の馬鹿力ってやつですか?

私は2019年の年末に家族旅行に行き、そこで子ども3人を私1人で日本に連れて帰るのは無理だと感じました。
我が子は、8歳・4歳・2歳ですが、2歳がとにかくイヤイヤ炸裂中。
8歳はフライト中は勝手にモニターを見て楽しめますが、トランジットの際にちゃんと動いてくれるかどうか…。
4歳はしっかり者ですが、とにかくトイレが近いんです。

しかも、ブラジル~日本間はトランジットが必須。トータルで30時間を超える長旅です。
けれども、「ブラジルから逃げるしかない!」と、思ったら、子ども3人を連れて帰る大変さは吹っ飛んでいました。

もちろん、フライトやトランジットでの子どもたちがいろんなものを触りまくるので、マスクを付けさせてアルコールジェルを何度も塗ってと、気は張っていました。
が、出発数日前から睡眠不足だった私は、ドーハまでのフライト中いつの間にか意識を失う感じで爆睡していました。

何度も飛行機に乗っていますが、こんなにワクワクしないフライトは初めてでした。

結果論ですが…

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約30時間の日本までの道のりは、子どもたちが想像以上にしっかりしてくれて、思っていたほど大変ではありませんでした。
そして、懸案事項だった成田空港での検疫ですが、カタールには入国していない私たちは「ブラジルから来ました」と、答えると「遠かったねー」と、係の方に苦笑されただけで終わりました。
PCR検査も、滞在先の記入や署名もまったくなし。
拍子抜けして、そのまま荷物をピックアップして、空港まで迎えに来てくれていた義両親と再会できました。

翌日には国内線に搭乗して、私の実家まで行きましたが、地方でもしもコロナウイルスをばらまくことになってはいけないため、2週間自宅から出ずに自粛生活を送りました。
それでも、無事に実家まで帰りつけたことは本当に幸運でした。

実はその後、「日本のほうが危ないんじゃない?」と、言っていた友人たちや私の夫も、会社から辞令が出て一時退避することになりました。
数日遅かっただけなのに、子どもも含めた全員のPCR検査やホテルでの隔離生活が必須になった方もいます。

ラッキーだったけれど、「こんなに甘くていいのかな?」と、不安になった日本の水際対策でした。

まとめ

私が帰国するか否かを相談した友人が「なんか、海外駐在員総夜逃げ状態だよね」と、返信をくれたのが印象的でした。
彼女たちも私も、海外生活は慣れていました。
私もブラジルの前にインド駐在だったこともあり、結構自分では厳しい経験もしたつもりでした。
が、そんなの目じゃないくらい、今回のコロナウイルス騒動はすべてを変えてしまいました。

我が家も家財道具すべて置いて、ほとんど身一つで帰国したので、早くブラジルの家に帰りたい気持ちも強いのです。
また、1週間遅れで帰国した夫は、2週間の隔離生活中に緊急事態宣言が出されたため、東京を出ることができません。
同じ日本にいながら一緒に生活はできていない状態なのです。


子どもの学校や幼稚園のこと、家族の生活拠点のこと、すべてが不確かでどうなるのか予想がつきません。
けれども、のんびり構えて、今できることをゆっくりやるしかないのかな?と、思っています。

とりあえず、また休校が延長になったので、子どもたちに進研ゼミとこどもちゃれんじを頼もうかと検討しています。


タブレット学習に懐疑的だった私ですが、スマイルゼミは評判が良いので、資料請求をしようかと思っています。
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