転勤妻プージャの日記

夫は転勤族。子ども3人を育てながら東へ西へ引越しをしていく様子を綴ります。

家族が癌になったとき、何ができるのだろうと考える

2020年もあとわずか。
やり残したこととして真っ先に思い浮かんだのが、近くに住んでいる父親のことでした。
父は今年の初めに癌と診断され闘病をしています。
仕事も続けていて、普段はいつも通りの生活をしているように見える父。
けれども、体がしんどそうに見えることが多くなりました。

自分たちの生活がどうなるのか不安だったけれど、せっかく近くにいるんだから父親のことをしっかりフォローしようと思い直した年末。
家族が癌になったときにどのようにフォローしたら良いのかについて、私なりに考えたことを書きたいと思います。

我が家と父の状況

f:id:pooja3:20200506090213j:plain
我が家は転勤族なので、普段は実家から離れたところに核家族で住んでいます。
けれども、今年は新型コロナウイルスが世界中で流行したため、駐在先のブラジルから実家近くに一時退避してきました。
落ち着いたら帰るつもりでしたが、すでに帰国から8ヶ月が過ぎています。

父は今年の初めに癌と診断されました。
精密検査をして手術で組織を取って「初期ではない」と言われたそうです。
治療しながら仕事も今までと同じようにしていますが、治療の副作用により癌がある場所とは違う臓器に不具合が出てしまいました。
不具合が出た臓器の治療をしつつ、癌治療の次の方法を検討している状態です。
www.pooja-tenkinduma.work

患者本人の意思を尊重したい!でも、これって逃げじゃないの?

f:id:pooja3:20201107115741j:plain
父の癌治療に対して、私が積極的に口出ししなかったのには理由がありました。

時代は変わった?患者が主体的に治療する時代に

実は私の祖父(父の実父)は今から25年ほど前に癌になりました。
当時は本人に告知するほうが少数派だったようで、医師と家族とが相談し、家族は祖父に病名を伝えませんでした。
「癌は恐い病気」と思っている祖父が精神的に不安定になるだろうと、考えたことが理由です。
当時のイメージが残っていた私ですが、現在は主治医から患者本人に告知するのが基本のようです。

加えて、私の父はまだ60代です。
仕事も続けているし、まだ自分のことをしっかり考えて治療方法も選べるのだと私は考えていました。
もし、自分が癌になって治療している身だったら、自分が決めた選択肢について周りからとやかく言われるのは嫌だと思います。
だから、父が自分で決めた病院や治療方針については口出ししないようにしようと思っていました。
それに、父がもしも不安なときでも母は冷静に支えてくれるだろうと、安心していたところもあります。

本当に父に任せておいて平気なのか?

しかしながら、最近になって治療のことを今後の方針などを父に訊ねると「わからない」とか「まだ言われてない」という答えが多いのが気になります。
例えば、最近父は足に力が入らないことが多いそうです。
病院の待合室で診察を待っていて、名前が呼ばれたのに足に力が入らず立ち上がれなかったとか…。

初めてこのようなことを言われたとき、「え?それって、大変じゃない?主治医にちゃんと話した?」と、私は父に言いましたが、
「病気のせいかどうかわからないから、話さなかった」と、父。
なんというか、終始父はこんな感じなのです。

私は3度の妊娠と出産のせいなのか、海外生活のせいなのか、疑問があるときは主治医に必ず確認したいタイプです。
そんな私からすると、せっかく診察を受けるのになぜ父が主治医に話をしないのか不思議だし、「自分のことなんだからちゃんと聞きなさいよ!」と、少し苛立ってしまいます。

病気に向き合うことは「死」に向き合うこと

f:id:pooja3:20200831102730j:plain
これは勝手に私が思ったことなのですが、父は病気に向き合っていないのではないかと感じます。
父の年齢で癌と向き合うことは「死」と向き合うことと同じです。
父の昔なじみなどでも、癌が原因で他界している方がいます。
もしかすると、実は不安で仕方がないのかもしれません。

私が焦っているのは「治療の仕方によって、父があと何年生きられるのかが変わってくる」と、考えているからなのだと思います。
できるだけ長く、そして楽しく過ごしてほしいというのが、娘としての願いです。

私が決めたフォローの仕方

f:id:pooja3:20190103062500j:plain
ということで、まだ父の了解はとっていませんが、次回父の診察には私がついていこうと思っています。
もし疑問があるのに質問ができないなら、私が代わりに聞くつもりです。


食事や治療についてしつこく問うと、父はイラっとして何も答えなくなります。
だから、できる範囲でサポートするしかないかな?と、思っています。
なるべく毎日父のところへ行き、様子を見たり他愛のない話をしたりしていくつもりです。

まとめ

もうすぐ年末年始ですが、今年はコロナのせいで帰省できなくて寂しいという話を耳にします。
そのたびに、「私はコロナのおかげで実家の近くにいられるんだから、これを何かに生かさなきゃ」と思ってきました。
仕事や資格、子どものことなどいろいろと日本でやらなきゃと焦っていたのですが、今1番優先すべきは父のことだと思い直しました。

あと少しで今年は終わりますが、残り2週間は家族に真剣に向き合ってみようと思います。