転勤妻プージャの日記

夫は転勤族。子ども3人を育てながら東へ西へ引越しをしていく様子を綴ります。

【一時帰国】長期戦覚悟で一時退避。コロナが落ち着くまで日本にいます

2019年春から、夫のブラジル駐在に帯同して一家でサンパウロに住んでいました。
コロナウイルスの世界的拡大に伴い、2020年3月に一時帰国。
当時サンパウロはコロナ感染者が出始めたばかりでしたが、早い段階からロックダウンに近いことを行っていました。
しかしながら、ご存知の通りブラジルのコロナ感染者は増え続けています。

2~3ヶ月の一時退避のつもりが、すでに帰国から半年が経とうとしています。
不安や焦りが募りましたが、もう焦らず腰を据えて日本に滞在することを決めました。
今までの生活に戻るには長期戦を覚悟した訳ですが、それに伴って解決したことと浮き出てきた問題があります。
まだ駐在先に戻るつもりでいる、我が家の今後についての考え方を紹介したいと思います。

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一時帰国の経緯

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2020年2月~3月にかけて、ブラジルで初めてコロナ感染者が出てから、サンパウロがロックダウンするまでのことは以前の記事で詳しく書きました。
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ロックダウンが始まったとき、長男の学校はちょうど長期休暇中だったので、どこにも出かけられないただのお休みという感じでした。
現地幼稚園に通っていた次男は、2月に新学期が始まったばかりなのに急に先の見えない休園が始まりました。
日本の2~3月の休校も突然だったと思うのですが、サンパウロは生活のすべてが次々に変わっていきました。
食料品店以外のお店が閉鎖し、公園も封鎖。
スーパーからはパスタとサラダ油、トイレットペーパーなどが消えました。
そして、マンションの敷地内の遊び場も使えなくなりました。
「週末から閉鎖になるんだって」と、情報をもらっていたのに、「明日から閉鎖にします」みたいな感じで全部前倒していきなりいろんなものが閉まっていく状況に不安を感じていました。

けれども、当初は「1ヶ月くらい籠城していたら何とかやり過ごせるかな?」と、私はのんきに考えていました。
ただ、「ブラジルは5月には医療崩壊が起きる」というニュースを見て、「やっぱり日本に帰ろうかな?」と、考え始めました。
毎日毎日「大丈夫、何とかなる」と、「やっぱり無理だ、帰ろう」が繰り返し頭に現れて、やっぱり帰ろうが勝ちました。
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フライトもキャンセルになったり、日本での帰国者への対応が厳しくなったりというタイミングだったので、無理やりあのときに帰国したのは正解でした。

短期滞在だとできなかったことや困りごと

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それでも当初「2~3ヶ月後にはブラジルに戻る」と、思っていました。
子どもたちもせっかく学校や幼稚園に転入したけれど、1学期でお別れするつもりでいました。
今思えば、短期滞在だと思わずにちゃんとしておけば良かったなと思うことがあります。

  • ママ友作りや地域のネットワーク作り
  • 次男の幼稚園の冬服購入
  • 家を片付けて自分仕様にする
  • 子どもの習い事

私は今実家の近くに住んでいるものの、この地域に住んでいたのは浪人時代の1年間のみです。
実家の両親しか知り合いがいないため、学校や幼稚園の情報がまったく入ってきません。
しかも、コロナの影響で、保護者が参加するような学校・園行事がすべてなくなってしまいました。
ママ友作りや地域のネットワーク作りをして、ちょっとした情報交換(交換といっても私が提供できることはないのですが…)をしたかったなーと思います。
まあ、本音ではPTA行事がないことでホッとした面も大きいのですが。

コロナの影響で学校も休校だったり習い事関係もお休みだったりしたので仕方ないのですが、日本にいるからこそできることをさせてあげれば良かったなとも思っています。
習い事はブラジルではできないものもあるので。
次男の幼稚園の冬服も、1年間着るなら早く買ってあげれば良かった。
夏服までの間は、幼稚園所有のものを貸し出してもらっていました。

長期戦覚悟だからできること

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長く日本に住むなら、できることはなるべくしようと思っています。

  • スイミング教室
  • 公文
  • 英検
  • 友達との放課後の遊び

長期戦だからこそあったら便利だけど、購入を見送っているものもあります。

  • 車(子ども3人連れて歩くの大変。あったら便利)
  • 自転車(子ども2人乗せるタイプと子ども用どちらも欲しい)

いつ戻る?今後の課題

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今の状況からすると、私たちがブラジルへ帰るのは2021年3月以降になりそうです。
長男の学校が11月まで再開しないこと。もしかすると、再開が再延期する可能性があることが理由です。

私たちはこれから半年ほど日本に住むことになりますが、夫は先にブラジルに戻らなければなりません。
今までリモートワークをしながら一緒に暮らしてきましたが、これから数ヶ月はまたワンオペで家事育児を行う生活になります。

子どもたちの淋しいし、私も大変になると思います。
「せっかく日本の生活に馴染んだのに、今さらブラジルに戻るの?」と、子どもも私も思う可能性もあり、なし崩し的に単身赴任になることを夫は恐れています。

家族全員の意思疎通をしっかりはかることが、我が家の今後の課題です。
それぞれ思うところはあるだろうけれど、大人の意思が透けてしまって、子どもたちが言いたいことを言えなくならないように注意したいと思います。

まとめ

本当に気持ちの問題だけなのですが、「長期戦だ!」と、思ったら少し気が抜けて、焦りがなくなった感覚があります。
この1年間はマイナスのことも多いけれど、ボーナスタイムだと思って過ごそうと思っています。
もし、コロナがなかったら実家の近くで生活する機会はなかったはずなので。
なかなかできない田舎での生活、病気の父との時間、日本の学校に通える機会などなど、すべてを大切に味わっていくつもりです。