転勤妻プージャの日記

夫は転勤族。子ども3人を育てながら東へ西へ引越しをしていく様子を綴ります。

パパ、バイバイ。次男が大号泣で大変だった伊丹空港物語。

こんにちは。
1便目の引越が終わり、それと同時に家族全員分のブラジルビザも無事に発行されました!
www.pooja-tenkinduma.work

これで夫は晴れてブラジル駐在を本格的に開始することができます。

ということで、夫はブラジルへ向けて旅立って行きました。
約1ヶ月ほど単身赴任になります。

出発の前日、30キロを超えるスーツケースを2つ準備している夫に「送って行こうか?」と、尋ねると、
「めちゃ助かる!」と、夫。
最寄りの駅まで送っていくつもりだったのに、空港まで送っていくことになってしまいました。


実は私、車の運転が不得意なんです…。
夫が出発する伊丹空港までは、分岐のいっぱいある道路を通らなければなりません。
ドキドキしながらの運転でしたが、夫にナビをしてもらってなんとか空港にたどり着きました。

この日は平日で、長男は普段通り学校へ。
夫は感慨深い気持ちで学校まで見送りましたが、通学路でクラスメイトに会った長男はお友達と走って行ってしまい、パパは置いてきぼり。
夫、落ち込みながら帰ってきました。

空港までは、次男と長女が一緒です。
長女は車に乗るのが好きなので、終始ご機嫌!
次男は「おなかすいたよ。のりまきたべたいよ」と、言いながら、車窓から他の車や飛行機を眺めて大喜び。

ちょうどお昼時で伊丹空港のレストラン街はビジネスマンで混雑していたので、展望台のある4階のカフェレストラン「ノースショア」に入りました。
northshore.jp

4、5階のカフェで、上階からは飛行機の離着陸を眺めることができます。


キッズメニューもあり、お子様連れのグループもたくさんいました。
飛行機大好きな子にとっては、最高の場所ですものね!

次男が注文したキッズパンケーキ。
大食いの3歳児には若干物足りない内容でしたが、他のテーブルでは残している子もいたので、適当なボリュームなんだと思います。

日本を離れる前に夫には美味しい和食を食べさせてあげたかったけれど、カフェご飯がお別れのメニューになりました。
サラダたっぷりで、体に良さそうなランチです。


ランチを食べて、空港のお土産物屋さんを眺めながら散歩して…。
そのときは子どもたちにとっても私にとっても、日常の延長のような感じでした。

いざ、出発口まで夫を見送ったときも、夫のほうが淋しかったみたいで、「家の件だけどさー」とか、出発口の入り口で用件をどんどん思い出して話しかける夫に、
「もうはやくいきなさいよ!」と、次男が注意するということが何度か繰り返されていました。

いよいよセキュリティーチェックを通らないといけないというギリギリの時間になって、「じゃあ、行くね!」と、夫が言ってたとき、次男が急に「わぁーん!」と、泣き出しました

「どうしたの?」と、夫が抱きかかえると、次男は「さみしい、さみしい」と、夫に抱きついて号泣。

「もう行かなきゃいけない時間なんだよ。ママと帰ろうね」と、何度言っても、大泣きしながら夫に抱きつく次男…。

3年間の次男の人生の中で最も大きな声で泣いたのではないかと思うくらい、人目をはばからず号泣していました。


次男を何とか引き離して、夫は最終案内よりは早く搭乗口へ。
泣き疲れて眠たそうな次男を必死で盛り上げながら、駐車場へ行き、車に乗せたときはホッとしました。


「家まで寝てて良いからね!」と、次男に声をかけてから、私は車を発進しましたが、そこから悲劇が…。

ナビはセットしているのに、帰れないのです!

「次の信号を斜め左方向です!」と、ナビに言われても、
「え?斜め左ってどっち?」と、思っているうちにコースアウト。

しかも、交通量はかなり多いんです…。

3車線道路の1番左側にいるときに、「次の信号を右折です」と、案内されたときに、
「あー、もう無理!」と、なって、とりあえず自宅に近そうな知っている地名を目指して帰ることにしました。


信号待ちのときにふと静かな斜め後ろの座席を見ると、寝ていると思っていた次男が、これから書道でも始めるのでは?と、思うくらい良い姿勢でまっすぐ前を見ていました。

そして、私が見ていることに気づいて、
「だいじょうぶだよ。ちゃんとかえれるよ」と、言ってきました。

運転席からのただならぬ緊張感に、次男の眠気はどこかに飛んでしまった様子でした。


行きより2倍強の時間はかかったものの、何とか無事に帰宅できたときは、次男とハイタッチしました。

帰宅後も夫の不在に寂しそうな次男でしたが、長男が下校してくるととても元気になりました!


毎日騒がしくて時々嫌になるときもあるけれど、兄妹の3人いると子どもたちだけで寂しさを埋め合ってくれるところがあって、頼もしいです。

どこの国に行こうと、ずっと3兄妹は一緒。
仲良しでいて欲しいなと思います。