転勤妻プージャの日記

夫は転勤族。子ども3人を育てながら東へ西へ引越しをしていく様子を綴ります。

10年以上ぶりの同窓会!就活当時と同じ気持ちになって焦る焦る私。

先日、10年以上ぶりに大学時代の同級生5人とオンライン同窓会をしました。

私は今年で結婚12年目。結婚してすぐに夫の海外赴任に帯同したため、私の結婚式以来に顔を合わせるという友人がほとんど。
私自身も友人たちも何かあるごとに連絡を密にとり合っていた訳ではないため、まずは近況報告から入りました。
というより、近況報告から入り、近況報告で終わった感じでした。
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20代半ばから30代半ばの10年間って、女性にとって目まぐるしい変化があるんだと、同級生と話しながら思いました。
5人全員子どもを産んでママになっていたけれど、それぞれの生活スタイルはバラバラ。
1人は学生時代から交際していた先輩と結婚して、仕事と両立しながら安定した生活。
また1人は、私が知らない間に大病していた。
離婚を経験したけれど、吹っ切れて充実した生活を送っている友人もいる。
また、子どもと一緒に海外に行き、起業している友人も。

すでに今のままでも「すごいなー」と、思える友人たちの仕事や生活。
それ以上に「これから○○したい!」と、やりたいことを率直に言葉にできる友人たちを羨ましく感じました。

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そんな友人たちに対して、私はなんて浮草的な生活を10年以上も送っていたのだろうと思いました。
語れる事柄が少なくて、楽しいオンライン同窓会なのに口数は減っていくばかり。
友人たちが「プージャちゃんはどうなの?」なんて、話を振ってくれるのですが、自分のビジョンがしっかりしていないから、ふわっとした言葉で返してしまう感じで。


オンラインで2時間半話したあと、1人で脳内反省会を繰り広げてしまいました。
「あー、この感覚久しぶりな気がする」と、思って過去を振り返ると、新卒就活時にも同じような感情を抱いていたことに気づきました。

私が新卒のときは就職氷河期という訳ではなかったのですが、なかなか内定がもらえずエントリーシートだけなら恐らく60社以上は出したと思います。
当時『絶対内定』という就活本をみんなが持っていて、私も同じように購入して読んだのですが……。
この本には「自分の『核』になる体験を探せ」みたいなことが書かれていて、私は深く深く悩みこんでしまいました。
(検索してみたら、今も『絶対内定』はあるんですね!実際に私の友人たちはこの本のメソッドに従って自分の「核」を見つけ出し、ちゃんと就活していました)

就活当時の私は「自分が何者なのか、何をしているときに楽しくて幸せを感じているのか」をよくわからないままでした。
そして、同年代の大多数が「これをやりたい」という明確な何かを見つけて、就活したり内定をもらったりしている姿を目の当たりにしてただただ焦っていたのです。

それから10年以上経って、やっぱり私は「核」を見つけられていません。
子どもが3人いるとか、海外駐在生活をトータル7年送ったとか。
そういったところを見て、独自の人生を歩んでいると私を評価する方もいますが、すべて流れに身を任せた結果、今の私の状態になっているような気がします。

新型コロナウイルスの影響で、我が家がブラジルに戻ることはかなり難しそうです。
もしこのまま日本に住み続けるなら、腰を据えて私も「核」となるものが欲しいと思います。
家庭はもちろん大切。
でも、子どもを私のモヤモヤの解決策を求めるのはなんだか違う気がします。


オンライン同窓会でいろいろな感情が湧いて焦ってしまった私ですが、1晩寝たら無性に学生時代が恋しくて、友人たちに会いたくなりました。
昔みたいにお泊り会をして、だらだらとお喋りしたい。このモヤモヤもすべて聞いてもらいたい。
そして、当時とは違って仕事に育児に奔走する友人たちが困っていたら、ご飯や子どものお世話を買って出たい気持ちになりました。
転勤族で友人関係は破綻しつつあるのですが、こういう機会を作ってもらえるのはありがたい。

同窓会で友人の1人が発した「大丈夫。何歳からでも始められるよ!」という言葉を心の糧に、新年度も頑張ります。