こんにちは。
ブラジルでの生活を始めてすでに3ヶ月を超えました。
まだまだ生活に慣れたとは言いがたいのですが、この間に子どもは何度も違うタイプの風邪や感染症にかかりました。
思い出すと、最初は胃腸炎からのスタートでした。
その後、手足口病・鼻風邪からの中耳炎・胃腸系の風邪と続いていきました。
たいてい風邪のスタートは2号(次男)から。
そして、次男発症の翌日には3号(長女)もまったく同じ症状になっています。
私も看病が続くと楽しみにしていた約束をキャンセルしなければいけなくなるし、大人と喋らない生活が続くため、少しどんよりした気持ちで、
「また、お熱なの!?」と、思ってしまうことがありました。
けれども、先日発熱をした次男の思いがけない行動により、私は深く反省したのです。
今回は、そんな子どもの病気について書きたいと思います。
ブラジルにはブラジルの菌がいる!?免疫は半年でつく?
ブラジルに来て3ヶ月ですが、サンパウロは大都市なので衛生面で顔をしかめたくなるようなことはあまりありません。
7月はこちらでは冬休みの時期ですが、特に寒くなくて、日中の最高気温が20度程度。
過酷な環境という訳ではありません。
しかしながら、我が家の子どもたちはとにかくいろいろな感染症にかかっています。
最初にも書いた通り、この3ヶ月で胃腸系感染症・手足口病・中耳炎・胃腸系の風邪と、1つの病気が治って3週間経った頃に、また新たな病気をもらうというようなペース。
まだブラジル初心者なのに、ばっちりかかりつけの小児科ができました!
その先生から言われたのは、「ブラジルに来て半年間は家族全員病気になります。いつも誰かが病気してる状態。でも、それが過ぎたら免疫ができて元気になるから」。
ブラジルに身体が慣れるのに半年かかるそうです。
誰もが通る道とはいえ、慣れない土地での体調不良はやはり精神的にも堪えると思います。
体調不良で1番参っているのは次男!
毎度体調不良は次男からスタートします。
彼はこちらに来て初めて集団生活を始めたので、もし日本にいたとしても幼稚園入園をしたら同じように風邪をもらってくることはあるのだと思いますが…。
いずれにしても、毎回体調を崩すたびにメンタル面でも落ち込んでいる感じです。
「日本に帰りたい」と涙
最初に胃腸系の感染症にかかったときは、ブラジルに来てまだ2週間経たない頃でした。
嘔吐・下痢を繰り返し、げっそりしていった次男。
嘔吐が落ち着いたとき、「少しでも食べられそうなものある?」と、私が訊ねると、「パンたべたい。メロンパン。〇〇(店の名前)のメロンパンがたべたい」と、次男は言いました。
〇〇とは、日本で住んでいたマンションの近所にあり、よく次男と買いに行っていたパン屋さんのことです。
パン屋さんはブラジルにもたくさんありますが、〇〇で売っているような柔らかくて優しいお味のパンはありません。
次男は「おおさかにかえりたい。にほんにかえりたい」と、ポロポロと涙を流しました。
自転車に乗って買い物に行って、パン屋さんに寄って、自分で好きなパンを選んで、パン屋のおじさんに「えらいね!」と、声をかけてもらって…。
それが全部全部大事なことだったと、次男は教えてくれました。
「迷惑かけたくないから…」
先日、私と一緒に寝ていた次男は早朝に起きて、夫が寝ている部屋に来たそうです。
私は「トイレで起きたのかな?」と、寝ぼけ眼で考えていたのですが、そのまま眠ってしまっていました。
朝起きると、夫が「今朝2号がやって来て、ベッドで吐き戻したんだよ。汚れたシーツはそっちに寄せているから」と、丸まったシーツを指さしました。
夫のベッドで眠っていたはずの次男は、私が朝食の準備をしている間にどこかへ消えていました。
「2号!どこにいるの?トイレ?」と、私が探していると、次男は子ども部屋で丸くなって横になっていました!
よく見ると、遠足のときに使うレジャーシートを体の下に敷いています。
最初は理由がわからず?マークがいっぱいの私でしたが、次男の考えがわかりました。
それと同時に、次男もぽつりと話し始めました。
「よごしたらわるいとおもって…」
つまり、嘔吐してベッドを汚してしまったことを反省して、自分でレジャーシートを敷いて寝ていたのです。
「ベッドはにいにもねてたから…」と、続けた次男は、長男に風邪をうつすといけないと思って、一人で子ども部屋で寝ることにしたそう。
3歳なのにこんなに気にしていたのかと、そして、こんなに気にさせていたのかと、私は反省しました。
しばらくは気長に病気を付き合うと決意
私が反省しようと思ったのは、どこかで「また体調不良なの!?」という私の気持ちが次男に伝わっていたのだと感じたからです。
子どもの体調不良が原因で、私はこれまで何度も約束をドタキャンしているので、それが気まずいと思う気持ちはありました。
けれども、病気でつらいのは、本人。
しかも、まだ小さい体で必死に闘っている。
だから、私もそれにしっかり付き合っていこうと思いました。
まとめ
「子どもが病気なのでキャンセル」は、こちらではよくあることだそうです。
しかも、駐在歴の長い方に聞いても、生活開始から半年はみんな「何回も病院通ったよ!」とのこと。
あらゆる病気にかかることは仕方のないことなのだと思います。
大人でもそうですが、体調を崩すと気持ちまで落ちてしまいます。
子どもが病気のときはとにかく一緒に自宅で過ごして、心細い気持ちを解消できたらと思っています。
ちなみに何度か書きましたが、こちらに来てからかなり役立っているのがこちらのメルシーポットです。
夫は「これは使えるから、今度出産する会社の女性に出産祝いで贈る!」とまで言っています。
そして、私はより長くて鼻水を吸い取ることのできるノズルを追加購入しました!
今度出張者の方に持ってきてもらう予定です。