こんにちは。
あっという間にブラジルでの生活を始めて3週間が経過しています。
子どもの体調不良があり、出歩く機会が減っている私。
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特に先週、つまりこちらに引っ越してきて2週間経った頃に、何となく気持ちが落ち込みがちになっていました。
子どもが病気のため人と会うことも少ないので、何となく世の中から取り残されたような気分になっていたのだと思います。
私は今回が2度目の海外駐在。
しかも、あまり人と群れなくても大丈夫なタイプです。
このため、夫も含めて周りからは「(ブラジルでの生活も)大丈夫でしょう!」と、思われていたはず。
実際にブラジル生活開始当初は、想像以上に「楽しい!」と、感じていました。
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そんな私なので、必要以上にイライラしたり焦ったりする自分を感じ取って、より焦っているような状態です。
今回は自分の中に芽生え始めた焦りの正体を冷静に分析して、今後の駐在生活に役立てたいと思います。
なぜ焦り始めたのか?を考えてみる
何に対する焦りなのかを考えていると、いくつか思い当たることがありました。
焦りが起こりやすい時期がある?
ふつふつと湧き上がってくる「焦り」を感じ始めたのは、駐在開始2週間経過した後のことでした。
よくよく考えてみると、前回の転勤では引っ越し先が日本だったけれど、ちょうど引越して2週間後くらいに、今回と同じような気持ちの落ち込み方を経験した気がします。
そこから考えると、国内外関わらず、引っ越して2週間後というのは旅行気分が抜けて引っ越し先が「日常」になる中で、何らかの気持ちの変化が起きやすい時期なのかもしれません。
今回の「焦り」の具体的な要因は?
自分で焦りの原因に気づいていたものの、子どもっぽい気がして明言するのを控えていました。
けれども、恥を承知で書いておくと、ちょうどその時期に多くの日本人の奥様方を見かけることがあったということが焦りの要因だと思われます。
3月末にこちらに到着してしばらくの間は、時差ボケや治安の心配もあり、あまり外を出歩くことがなかったのですが、ちょうど子どもたちが体調不良になる直前から、街を歩くことが増え始めました。
そこでやっと日本人を見かけることが出てきたのです。
パッと見て「日本人奥様」だとわかるキラキラとした雰囲気や、お友達同士で仲良さそうにしている様子などを見て、勝手に私は焦ってしまいました。
「私はここに友達がいない」とか、「堂々と歩けるほど、この街を知らない」とか思えて、自分がアウェーにいることを実感したのだと思います。
焦りの元になる「比較」とは?
前の章で「焦り」の要因について書きましたが、その前提として、やらなくても良い2つの「比較」を自分の中でしてしまっていることに気づきました。
他人との比較
まずは、他人との比較です。
これは前に挙げた、他の日本人の方々との比較。
私はこちらに住み始めたばかりなので、この街に慣れていないのは当然です。
知り合いがいないのも当然。
勝手に人と比べて勝手に凹んでも仕方ありません。
過去の成功体験との比較
「過去の成功体験」というほどのものではありませんが、海外駐在2ヶ国目なので前任地での経験と比較してしまうことがあります。
しかも、過去の経験は良い思い出だけが残るようで、「あのときはお友達とランチや買い物に行って楽しかったな」とか、「自由に出歩けたから面白かったな」とか、ぼんやり頭の中に浮かんでくることもあります。
確かに、前任地インドは「再赴任したい!」と思うほど好きな場所になったし、そのときにできた友人は私の数少ない支えでもあります。
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でもね、これは駐在生活を終えたあとについてきた結果であって、実は駐在開始当初は今と同様、インドという国に馴染むのに四苦八苦していました。
当時はまだ子どももいなかったので、今よりももっとひどい状態でした。
会う人もいないしすることもないので、ずっと家の中でPotcast聴きながらジュエルブリッツというパズルゲームばかりやっていました(苦笑)
もしかすると、今のほうが子どもがいる分やることは山のようにあって、充実して過ごせているのかもしれません。
焦りを退治するために今すぐやることとやめること
気落ちの原因となる焦りを退治するために、私がやろうと思ったこととやめようと思ったことを記しておきます。
今すぐやること(すでにやったこと)
「あ、落ちてる…」と、感じてすぐにやったのは、こちらに住んでいる少ない知り合いに連絡を入れたことです。
子どもが体調不良ですが、治ったらぜひお茶でもしましょう的なメールを送ってみました。
我ながら押しが強くてびっくりしたのですが、想像以上に温かい返信をいただけて嬉しかったです。
「大丈夫、少しずつ知り合いを増やせば良いんだ」と、思えるようになりました。
また、日本にいる友人にも「子どもが胃腸炎で大変だよ!」という近況報告を送りました。
我が家の3兄妹のことをよく知っている友人が送ってくれた、以前住んでいた近所の桜の花の写真とメッセージに、ほっとさせられました。
やめたこと
逆に、やめたことは、街で日本人の方を見かけたときに気にしすぎることです。
「知り合いが欲しいから」と、ガツガツ質問をするのも違う気がするし、相手がどんな人なんだろうと詮索したりするものおかしいですよね。
ただ会釈をして立ち去ると、自分の気持ちに波が立たないことに気づきました。
まとめ
まだまだ慣れない場所での生活。
それに加えて子どもの体調不良もあり、気が張ったり落ち込んだりするのを繰り返していて、自分でも疲れを感じていた1週間でした。
今はとにかく「焦らない、焦らない」と「大丈夫、大丈夫」を繰り返し呪文のように唱えながら、毎日を過ごしています。
子どもたちが回復したら、少しずつ自分の好きなお店や知っている場所を増やして、少しずつですがここをホームタウンにしていきたいと思っています。